難波はどうしてNammba? -148
Q 梅an先生! 私はこれまでに何回も大阪の御堂筋線の地下鉄に乗っていたのに、今日初めて気づき、疑問に思ったことがあります。それは駅名の外国語表記なのですが、難波→Nammba 本町→Hommachi というように、“ん”が“m”なのです。その間の駅の心斎橋の“ん”は“n”なのに……。なんで“m”なんでしょう。
●神戸市/ミナミ大好き! さん(21歳・大学生)
A 梅anが小学生のときはローマ字で“し”は“si”、“つ”は“tu”と教わりました。当時は五十音をアルファベットに置き換えることが主目的だったので、外国人がそれを見てどう発音するかは問題にしなかったのです。
しかし日本の社会も国際化され、外国人が日本の地名や人名をローマ字を見て発音する機会が多くなりました。すると“si”はシではなくスィ、“tu”はツではなくトゥと発音されることに気がつきだしたのです。そこでシは“shi”に、ツは“tsu”に改められました。
で、質問の難波ですが、ナンバは英語のNumberに近い発音ですよね。それをNanbaと書くと外国人は見たことのないつづりですから、たとえばネヌバと発音してしまいます。それよりはNammba=ナムバ、本町もHonmachi=ホヌマチよりHommachi=ホムマチとした方が日本語の発音に近いわけです。
英語では次に何の音が来るかでnの発音が決まるので、心斎橋のようにnの次にsが来るときはヌではなくンと発音するのですね。
以上は英語読みの原則で、これがスペイン語読みだとHは発音しませんからHommachiはオンマチです。フランス語にはまた別の原則があるでしょうから、結局のところは英語圏以外から来た外国人にとってはローマ字のつづりを変えても無駄な抵抗という感じがしますね。
94・43号
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